ここからグローバルメニュー

ここからメインコンテンツ

コンタクトレンズ疾患

もくじ

コンタクトレンズ装用による酸素供給不足

コンタクトレンズによる眼障害が起こる主な原因の一つが、角膜の酸素不足です。コンタクトレンズが角膜を覆うことによって、角膜が大気から酸素を供給することが妨げられ、その結果角膜が取り込める酸素の量が減少します。そして、角膜が慢性的な酸素不足に陥ると、さまざまな眼障害が起きるのです。

ハードレンズはまばたきの度に角膜の上を移動しレンズ下の涙が頻繁に交換されますので、レンズを正しく扱っている限りは、角膜上の酸素分圧は安全圏に保たれることになります。

それに比べソフトレンズは、角膜全体をすっぽり覆うため涙の交換がスムーズにできません。レンズ下の涙すべてを交換するためには、30分以上の時間がかかると言われています。そのため、酸素供給は主にソフトレンズが含む水分を通して行われることになりますが、やはり裸眼時ほどの酸素供給は行われず、含水率の高いレンズでも、目を閉じた状態の酸素分圧よりは高いというくらいの数値ですので、レンズを正しく扱っていない場合には酸素量はさらに低下し、危険な状態となります。

角膜(黒目)には血管がないため、栄養分は内側から、酸素は空気から涙を介して取り込んでいます。コンタクトレンズを使用して角膜が酸素不足になると、角膜の周囲から中央に向けて血管が侵入してきます。これを角膜新生血管(パンヌス)と呼びます。
ハードコンタクトレンズよりソフトコンタクトレンズのほうが角膜を覆う面積が大きいためにこの状態が起こりやすく、特に酸素透過性が低いレンズを長時間装用することはよくありません。角膜新生血管は黒目に侵入してくると視力が出づらくなり、更に悪化すると失明の危険性も出てきます。血管の侵入が著しい場合には、酸素透過性のよいレンズやハードコンタクトレンズに変更するか、眼鏡に変更し十分に酸素を補います。

CL疾患について

ここからフッター